Nov 8, 2010

夢枕



不思議な夢を見た。絵を描くことに関する夢だった。

夢の中で、私は自分でもよく分かっていなかった迷いをすらすらとある友人に喋っていた。
自分の喋る言葉に自分で驚きながら、その夢を俯瞰で見ているもう一人の自分が何かに気づいた。

あるいは、自分が絵を描く時に、気にしすぎていること、
反対に気にしていないけれど、気にすべきこと、
そういうことを大好きな絵描きが語りかけてくれた。
頑固者で見栄っ張りの私を見越して、少し遠回しで、やわらかな強制力を持って。
そのひとつひとつを、朝目覚めても全て憶えていた。

ずっとどうすべきか迷いながら進めてきたことを、やりきろうと決心することが出来た。
自分に足りないものを再度認識することが出来た。
例えこれが、自分のお尻を叩く為に自分の脳が見させた夢だったとしても、それでも構わないと思う。
心の真ん中ではちゃんと、諦めてはいけないと私は決めていたのだ。