Oct 31, 2010

2人



赤ちゃんと、ずっとずっと一緒に居るというのは、
全く孤独ではないということでもあるし、
とても孤独であるともいえて、
時々気持ちが混乱する。
全身で繋がっているようでもあるし、
もう何も分かり合えないような時もある。
親子で、2人で、向かい合い続けるというのはそういうこと。

小川洋子さんの「博士の本棚」を読んでいる。
彼女の読書遍歴や好きな作家、作品についてを語ったもの。
この作家さん自体が私はとても好きだし、
彼女が好きだという小説や作家も好きだ。
その中でも、この本を読んで慌てて注文した小説がある。
彼女の書いた書評を読むだけでもゾクゾクして、ワクワクして、思わず泣いてしまいそうな。
そういうことを私はずっとずっと聞きたかった、感じたかったというような。
小川洋子さんの書評が素晴らしすぎたということの無いように、
120%の期待を寄せて、その本が届くのを待っている。