Jan 26, 2011
空の飛びかた
最近の娘は、赤ちゃんからこどもへの階段を、
タッタカタッタカ駆け足で上っています。
どんどん豊かになる表情。好奇心。
乱暴に物を掴むだけだった手も、つついてみたり、離してみたり。
私の腕や足にしがみつく姿に、愛しくてくすぐったい。
「空の飛びかた」という絵本。
数年前この本を買ったときは、
確か、一つのペンギンコレクションとして、という気持ちだけだった。
(私はペンギンがとっても好きです。)
久しぶりに開いてみると、こんなにも可笑しくて、
こんなにも泣ける話だったなんて。
まるでひとつの良い映画を見終わったような感動と余韻。
なんだか臆病になっているな、というとき、
自分で作っている枠組みを外してしまいたいとき、
きっと大きな大きな力をくれる本だと思う。
それに、
素晴らしいスケッチって、心にしみる。